花に託す想い
2011.04.02 10:15|頑張ろうニッポン!|
ブログ「木漏れ日」のmimozaさんが
↑東日本大震災応援プロジェクト「陽だまり家族」を立ち上げて下さいました。
こちらから→「陽だまり家族」記事
私は花が大好きです。
それも、野生種に近いような素朴な花に惹かれます。
ズボラなので、我が家の庭は勝手に生えてきて勝手に咲くようなものがほとんどです。
球根類や多年草とか宿根草ですね。
1年草でも落ち種で立派に育つものもあります。
例えば今の季節だとノースポール。
これはもう我が家に7.8年居候しています(笑)
「ただいま~!」とばかり元気に芽吹きだしたのがストロベリーフィールド。
千日紅の一種です。
こんなに悪条件の場所なのに、毎年帰って来てくれます。
<現在>
↓ ↓
<昨夏>
<現在>
↓ ↓
<昨夏>
北西の半日陰ではアシュガがふきのとうと仲良く肩を寄せ合って咲いています。
よく観察すると、この場所だけは垣根の間からの陽が射し陽だまりができるのです。
植物は与えられた生を全うし、次世代にバトンを渡すために花を咲かせ続けます。
例えば、私がこの世を去ったとしても、
花々は季節が巡る度にこの庭を彩ってくれるに違いありません。
震災から3.4日後だったかこんな報道がありました。
津波で家の跡形もなくなった瓦礫の中に、梅の幼苗が蕾をつけていました。
手で折ればポキッと折れそうな細い苗は、
それを愛しそうに撫でるおばあちゃんが、お孫さんの誕生記念に植えられたのだそうです。
「津波に負けずに残って花を咲かせようとしているんだから、
きっと孫も生きていますよね。」
自分に言い聞かせるようにそう言われたおばあちゃん。
植物の発芽・芽吹きや開花には、人を勇気づけるパワーがあると私は思います。
今はまだ花を愛でる気持ちにはなれないかもしれないけれども、
時が過ぎて季節が巡れば、少しは心に余裕ができるのではないでしょうか。
逆に辛い現実の挟間で花を眺めることが、一瞬その辛さを忘れさせてくれるかもしれません。
「陽だまり家族」の趣旨に賛同し,協力させていただくことにしました。
届け先や時期等の詳細はまだはっきり決まっていませんが、
とりあえず我が家の庭にある花々を株分けしたり、挿し芽や挿し木をしてポットに植えておくつもりです。
個人向けだけではなく、学校や避難所・公民館などの公共施設へ送る方が植栽スペースがあるかもしれませんね。
被災地にももうすぐ本格的な春がやってくるでしょう。
瓦礫が取り除かれた跡地に、
春を待った植物たちが再び花を咲かせてくれることを私は信じます!
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