10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
ご訪問いただいた方

プロフィール

陽花

Author:陽花
自然が大好き! 
だけど「人」も好き。

子どもの部活追っかけの合間に、
趣味の保存食作り、野菜作りもボチボチ進行中。

カテゴリ

最新コメント

最新記事

月別アーカイブ

お気に入り

検索フォーム

RSSリンクの表示

スポンサーサイト

--.--.-- --:--|スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

イカルさんと祖母

2010.08.25 16:10| 私の昭和
イカルさんを、ご存知ですか?

NHK朝ドラ「ゲゲゲの女房」、茂さんのお母様です。
絹代…ってお名前なんですが、すぐ怒るんで付いたあだ名が「イカル」。
名付け親は、村井三兄弟です。
「ゲゲゲ」公式サイトに、「イカルが行く」なるコーナーまで出来ています。

こちらからどうぞ!


このイカルさん(劇中では竹下景子さん)、面立ちや服装から言うこと成すことまで、
私の亡き祖母によ~く似ているのです

ひと言で言うと頑固。
曲がったことが嫌いで、人に媚びへつらうことも大嫌い。
かと言って、協調性のない嫌われ者ではなく、言ってるることが一理あるし、
教養と行動力があるので、不思議と人が付いてくるタイプ。
トンチが利くところもあり、どこか憎めない。



「竹やりで米兵が殺せるわけでもないし、バケツリレーで空襲から身を守れるわけでもない。
そんなことは、実はみんなわかっているけど、口に出すと非国民と言われるのが怖くて言いだせんかっただけや。私は変わりもんあつかいされたけど、そんなん構わんと思ってた。」(おおざっぱですが、こんな内容)
と、理不尽な理由から、友達に仲間外れされて悩む孫の藍子に、正義を貫く大切さを切々と説くイカルさん。




              戦闘機


この写真、祖母の古びたアルバムの見開きに貼ってあるものです。

私は自他共に認める「ばあちゃん子」でした。
多分、三文どころかたくさん安かったと思いますよ

夜になると祖母の布団に潜り込み、夜な夜な色んな話を聞かせてもらっていました。
小4の時だったと記憶していますが、この写真について質問しました。

「誰の飛行機やったの?」って。

すると、気難しい顔になった祖母が、
「持ち主は日本軍よ。陸軍省って書いてあったやろ。だけど、本当の持ち主は国民ってことになってる、建前はね。さきの戦争が負け戦ではないかと私たちも気づき始めた頃、『供出』って制度で、家庭の鍋や羽釜、子供の弁当箱まで軍に納めることになってな~。ばあちゃんは、そんなもんまで集めにゃ戦闘機作れんのやったら、もう勝ち目はない。負け戦に羽釜まで出したら、明日からどうやってまま炊くんですか!って、区長さんに食ってかかってな。みんなが白い目で見たけど、ゆずれんかった。しかし、区長さんにも気の毒で、いくらかは供出したとよ。そしてのちに、あんたらが供出したもんでこれができたって、写真貰ったのよ。ばあちゃんは見る気もせんかったけど、あんたのとうちゃんらが喜んで貼ったんよね。陸軍省って、大きく落書きまでしてなぁ。」
と、とつとつと話してくれました。

この頃はまだベトナム戦争が続いており、朝、テレビニュースを点けると「ハノイ発UPI報道、サイゴン発UPI報道」と外電が凄惨な戦況を伝えていました。
それを見ている祖母の顔はいつも険しく、時には涙ぐんでいることもありました。




                手紙
これは高校卒業後、横浜で働いていた私の元に届いた祖母からの手紙です。
本当によく手紙を書く人でした。
古びた辞書を片手に、一字一句間違えないように老眼鏡をずり上げながら書く姿を今も覚えています。

私が初ボーナスで買って送った日傘のお礼が懐かしい文字でしたためられています。
その日傘を差して、博多の長女のところに行ったエピソードが面白おかしく書かれていたり、
父母や妹達のこと、集落の皆のこと、はたまた祖母がやっていた小さな雑貨屋の売り上げのことまで書いてあり、田舎のことがまさに手に取るようにわかってとてもうれしかったものです。

手紙の最後は祖母らしいひと言で締めくくられていました。

「※水前寺の歌じゃないけど、三歩進んで二歩下がる、というふうに落ち着いて行動するごとね。」
(※水前寺清子さんの365歩のマーチのことですね。)
と、おちょこちょいの私を戒めることも忘れてないところが、今読んでも笑えるしありがたいですよね。


イカルさんと祖母、今風に言うと「扱いづらい」人種かもしれませんが、私は大好きです。

「腹が据わっている」のです、二人とも。
今はそんな大人、なかなかいませんものね。

イカルさんに天国の祖母を重ねながら観ると、ゲゲゲがいっそう楽しくなります。
イカルさん、これからもバッサバッサと腑抜けの日本人をやっつけてくださいね


1クリック投票で応援していただけたらうれしいです
  ↓  ↓  ↓  
関連記事

コメント

こんばんは♪

早速リンクさせていただきました。。

素敵なお祖母さまですね。。
陽花さんのお祖母さまですから
正義感が強くて、とってもお優しい方だったのでしょうね。。
素敵です。。。♪

梅ばち邸様

いつもコメントありがとうございますv-290

リンクありがとうございます。
私のブログに来てくださる方に、ぜひ梅ばち邸さんのお料理を見ていただきたいです。

手紙、もうどれくらい書いていないでしょうか。。。
祖母から貰ったたくさんの手紙を読み返しながら、失ってはいけない文化だと再認識しました。

こんにちは。

内野さんの話だけをしていた頃にはあまり分からなかったのですが、
陽花さんの文章を読んでいると、育った土地や家族に対する愛情がいっぱい感じられて、地に足付いているなぁ~と感心させられてばかりです。

自分が幾つになってもボンヤリふわふわしていて、娘達に、
「大人らしくない」「こんな親は居ない
等と言われているのが恥ずかしい・・・。

リンク、有難うございます。
ブログを訪ねて下さる方が増えると、嬉しいですね。更新がしんどい時もありますが、頑張りましょう。

きゃぴ様

コメントありがとうございますv-290

私も娘からよ~く「お気楽かあちゃん」と笑われますよv-356
ほら、わたしAB型でしょう、(笑)愛しの君と一緒で。
お気楽モードと熱血モードがコロコロ入れ替わって、ビミョーにバランス保ってますv-426

その愛しの君関係、にぎわってきましたね~v-353
イリアス、もちろん観劇されますよね?
うらやましいな~。

ブログ更新はマイペースでぼちぼちやりましょうねv-411
非公開コメント

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。